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館長
清水比呂之
SHIMIZU HIROYUKI
横浜市に居を構える絵本画家の父は、この山里の地を訪れるたびに、水墨画のような谷合の風景と深い緑にこだまするホトトギスの鳴き声に、強い感銘を覚える、と語ってきました。
さらに六月に乱舞する蛍の光は、自然のもつ奥ゆかしさを感じさせてくれます。この地に父の絵本館を開館したいという思いは、長年の秘めた私の想いでした。
画家として、五千点にものぼる原画を描きながら、絵本という舞台で子どもたちに語りかけてきた父の作品には、日本という原風景の中の純真な心を呼び起こすものが、多くあります。
どうぞ、ゑほんの蔵・清水耕蔵絵本館でしか味わえない、原画の美しさと山里の風景を、甘味とともにご堪能いただければ、と願っています。
平成二十七年 六月十三日
清水比呂之
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